×

森保監督はなぜエクアドル戦で先発を全入れ替えするのか「一部選手でチーム力を上げるのではなく…」

[ 2022年9月26日 21:46 ]

会見で笑顔の森保監督(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 ドイツ遠征中のサッカー日本代表の森保一監督(54)が26日、あす27日に開催される国際親善試合エクアドル戦の前日会見に出席し、23日米国戦からの先発全入れ替えを明言した。W杯カタール大会のメンバー発表前の最後の試合。生き残りを懸けたサバイバルが最終局面を迎えた中、本大会を意識した戦いに臨む。

 先発全入れ替えについて指揮官は「選手がやってくれるという期待を持っている。ただし、対戦相手があっての試合なので、想定には入れたくないが上手くいかないことも起こりえる」としつつ、意図に言及した。1次リーグではドイツとスペインの優勝経験国に加え、8強に入ったこともあるコスタリカとも同居しており、さらに試合は中3日。限られたメンバーでは勝ち抜くことは困難だ。

 「例えばドイツと戦ったとき、普段も選手は厳しい環境の中でインテンシティーの高い試合をしているが、W杯初戦のプレッシャー、普段よりも想像以上の大きなエネルギーを使うことになる。心身ともに中3日で回復できないような試合をしないと勝ち点とるのは難しい。一部の選手でチーム力を上げるのではなく、2チーム分くらいの戦力がいるなかで、疲労した選手や6月のような1試合ずつ入れ替えながら戦えるくらい準備しないと目標とする16の壁を破って8強は難しい」

 6月の4連戦もそれぞれ先発を変更し、選手の組み合わせを試した。連係が噛み合わないシーンもあり、選手たちはストレスを感じただろうが、全ては本番で成功を得るため。「(W杯に)過去6回出場した中でいけていないところにいこうとしている。同じことをやっていて、勝っていけるとは思わないですし、より結果を出すためには難しいことを乗り越えて結果を出すことを準備しないといけない」。森保監督は強い覚悟を示した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月26日のニュース