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福岡 無念ドローで4強終幕 長谷部監督「力の差があった」 今後はリーグ戦残留争いへ

[ 2022年9月26日 06:00 ]

ルヴァン杯準決勝第2戦   福岡0-0広島 ( 2022年9月25日    Eスタ )

<広島・福岡>準決勝で敗れ悔しそうに引き揚げる福岡イレブン
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 クラブの歴史をつくる戦いはベスト4で幕を閉じた。ルヴァン杯準決勝1戦目に2―3で敗れた福岡は25日、決勝を目指しアウェーで挑んだ広島との2戦目は0―0の引き分け。守備で奮闘し得点を与えなかったが、相手の余裕を持ったプレーに対し得点を奪うこともできなかった。

 今季公式戦で3戦し全敗しているリーグ3位・広島に対し4度目の対戦で初のドロー決着。長谷部監督は「入りは悪くなかった」と得点を取りに向かった姿勢を評価しながらも「試合巧者の広島さんに対して精いっぱいやったが技術的なミスが散見して得点を取ることができなかった。力の差があった」と完敗を認めた。FW山岸は無得点に終わり「引き分けで突破できずチームの力になれず悔しい」と唇を噛み、攻守の要・ボランチの前は「入りからアグレッシブにいったが1点が遠かった」と肩を落とした。

 グループリーグは初戦敗退から勝ち上がり、鹿島、神戸と強豪を撃破。チーム一丸の戦いで成長を見せクラブ初のカップ戦ベスト4の目標を果たした。指揮官は「十分結果を出せた。目標を達成できたのは良いこと」と評価し、前も「クラブにとっては一歩進めた」と進化に胸を張った。

 これからは激しい残留争いの渦中にあるリーグ戦に全力を注ぐ。現在14位。次戦は10月1日、ホームで13位神戸との残留争いのゲームが待ち受ける。指揮官は「残り4戦。これまで自分たちがやってきたことを小細工なしで表現したい」と力を込めた。(村田 有子)

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2022年9月26日のニュース