×

プロ野球のパ・リーグ以上!?Jも三つ巴大混戦 変則日程が“拍車”

[ 2022年9月7日 05:00 ]

(左から)今季最多タイ10得点を挙げている横浜FWセアラ 5連勝中のチームをけん引する広島・森島 8月の横浜戦で決勝点を挙げた川崎FのDFジェジエウ
Photo By スポニチ

 J1は勝ち点1差に広島、横浜、川崎Fの3チームがひしめく混戦模様となっている。だがコロナ下の変則日程の余波で、見た目通りの横一線ではない。その実情を読み解く。(記録課・矢吹 大祐)

 《勢いなら広島 首位、勝ち点50残り6戦》広島は5連勝中で現在首位と勢いは群を抜く。ルヴァン杯と天皇杯も勝ち残り、国内3冠の可能性もある。スキッベ監督は連戦でもDF佐々木やFW森島ら先発メンバーを固定し、8月以降は公式戦7戦全勝。両大会を勝ち残ればリーグ最終節の前に最大6試合を戦うものの、疲労よりも勢いのプラス効果が大きいだろう。

 《条件有利の横浜 2位、勝ち点49残り9戦》横浜は1カ月以上勝利がなく首位を明け渡したものの、本命は動かない。7日に湘南に引き分け以上で首位を奪回する。残り9試合は最多で、うち今季9勝2分けと負けなしのホーム戦が6試合。相手も最上位が9位浦和で、12~18位チームとの対戦が残る。今季最多タイ10得点のFWセアラらに加え、今夏加入で未出場のFWマテウスが控える攻撃陣の選手層は厚い。

 《経験の川崎F 3位、勝ち点49残り8戦》川崎Fは故障で今季前半不在だったDFジェジエウが復帰し、8月の横浜戦で決勝弾を挙げた。だが今度はエースFWダミアンが右足首を故障し今季絶望。MF家長やDF谷口ら、過去5年で優勝4度の原動力となったベテランの経験が生きるか。

 広島と川崎Fは10日に直接対決する。勝敗がつけば、その勝者と横浜のマッチレースになる可能性もある。

続きを表示

2022年9月7日のニュース