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J1福岡 クラブ初の天皇杯ベスト4ならず J2甲府に延長で敗れる

[ 2022年9月7日 21:44 ]

天皇杯準々決勝   福岡1―2甲府 ( 2022年9月7日    ベスト電器スタジアム )

<天皇杯、福岡・甲府>前半27分、同点ゴールを決め喜ぶ福岡・森山(左)(撮影・中村 達也)
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 J1福岡がクラブ初のベスト4をかけてJ2甲府と対戦し延長の末敗れた。

 福岡はリーグ戦で7戦未勝利2連敗中で順位は15位に後退。不振にあえぐ中、カップ戦を迎えた。

 カテゴリーが下の相手との対戦で勝利をつかみクラブの歴史を刻むと同時にリーグ戦の仕切り直しにもつなげたい一戦。長谷部茂利監督は対戦を前に「いつも通り目の前の試合に全力で挑みます。天皇杯でいい仕事ができればきっかけがつかめるんじゃないか」と話した。

 中2日で次節のリーグ戦が控える過密日程の中、先発メンバーは前節に出場時間が少なかった選手が中心。立ち上がりから相手にボールを運ばれる場面が続き前半16分、先制を許す苦しい展開となった。

 苦境を救ったのは今季ボランチとしてカップ戦を中心に戦うプロ2年目・森山公弥だった。前半27分、コーナーキックからのこぼれ球をペナルティエリア左手前から左足を振り抜き豪快な同点弾。ユース出身の生え抜きが決めたプロ初ゴールにピッチもベンチも大きな祝福に包まれた。前半は1―1で折り返した。

 後半もボールを握られ何度もゴールを脅かされる場面を作られたが落ち着いて対応。後半16分にはFWルキアン、同30分にクルークスを投入し攻撃の圧力を強めた。

 後半はお互いに得点を奪えず試合は30分の延長に突入すると、同前半7分に手痛い勝ち越しゴールを浴びた。
 
 過密日程5連戦の4戦目の疲労の色が濃くなる中でも最後まで走り続け猛攻を仕掛けるも同点ゴールを奪えず甲府に敗れベスト8での敗退が決まった。
 
 

 

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2022年9月7日のニュース