横浜FC・西山大雅　22日天皇杯広島戦で“ジャイキリ”へ「胸を借りる気はない。全力で勝ちにいく」

　J2横浜FCのDF西山大雅（22）が21日、天皇杯3回戦・広島戦（22日）を前にオンライン取材に応じた。

　今季公式戦初出場となった8日の天皇杯2回戦・ソニー仙台戦では2得点を決め、3―3からPK戦の末に下す立役者となった。多くの人から「ナイスゴール」と声を掛けてもらったというが、自身では「運が良かった」とさらり。「得点を取れたことより、試合で出た課題に向き合って、明日の広島戦につなげられたら」と話す。

　広島はカテゴリーが上の、J1の相手。センターバックは「胸を借りる気はないので、全力で勝ちにいけたら」と意気込む。「前線には怖いメンバーがいますし、少なくとも個人のところでは負けたくない。外国人選手のドウグラス選手だったり、ジュニオール・サントス選手だったり、パンチのある選手がいるので、マッチアップするとしたら楽しみ」と待ちわびた。

　横浜の下部組織から18年にトップチームに昇格し、19年から21年までJFLのラインメール青森に期限付き移籍した。昨季で横浜との契約が満了となり、横浜FCに完全移籍で加入が決まった際は、「ラストチャンス」という思いがわき上がったという。J2ではまだ出番がなく、天皇杯でのアピールに懸ける思いは強い。広島戦を「自分にとってはこれから先、サッカー選手を続ける上でも大事」と位置づけた。