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森保ジャパン 1次L狙い目はB、G、H組 対戦国だけじゃない 入る組にも注目

[ 2022年4月1日 05:30 ]

W杯開幕前後主な日程
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 11月21日に開幕するW杯カタール大会の組み合わせ抽選が1日午後7時(日本時間2日午前1時)からドーハで行われる。欧州のシーズンを中断して行われる異例の冬季開催で従来より準備期間が極端に短くなる中、日本にとっては1次リーグ初戦が最も遅く設定されたG、H組が理想の組分けとなりそうだ。

 11月24日の開幕4日目に初戦を控えるG、H組。開幕当日の21日に試合が組まれているA、B組と3日違いだが、そのわずかな差がチームの仕上がりに影響する可能性がある。

 通常は欧州主要リーグの終了やJリーグ中断から数試合の強化試合を含めた1カ月程度の準備期間を経て6月開幕に備えるが、今大会で各国代表の招集に拘束力があるのは開幕1週間前の14日から。各国リーグはFIFAから13日までの試合開催が認められている。

 J1は例年より1カ月程度も閉幕が前倒しされて5日に日程を終えるが、それでも準備期間は2週間程度。シーズン真っ最中のイングランドやドイツは既に13日までのリーグ戦開催を決め、他の主要リーグも足並みをそろえるとみられる。日本も全選手がそろっての準備期間は21日の開幕まで7日間しかない。だからこそG、H組だけに許される3日間の調整期間が大きな意味を持つ可能性がある。

 中東初開催、最大の特色はその時期。気温が50度近くになる夏場を避けるため11~12月に変更された。欧州シーズンへの影響を考慮した開催期間28日は32チーム制になった98年フランス大会以降最短で前回ロシア大会より4日も短い。その影響でG組1位、H組2位になった場合は従来、中3日はあった決勝トーナメント1回戦までの期間が中2日になる懸念材料もあるが、まずは1次リーグを突破してからの話になる。

 G、H組が外れた場合はB組がベストだ。1位は決勝トーナメント1回戦でA組2位、2位はA組1位と対戦することになる。1次リーグ初戦までの準備期間は最短だが、A組には第1ポットに格落ちの開催国カタールが入るため、決勝トーナメント1回戦で対戦する際に他の組よりも恵まれた組み合わせになる可能性がある。対戦相手以外にも抽選会の注目ポイントはある。

 《日本はFIFAランク23位で第3ポット》抽選でチームのポット分けに使用されるFIFAランキングが31日に発表され、日本は前回と同じ23位で出場決定国の上位16~23位が対象の第3ポット入りが決まった。前回2位ブラジルが17年6月以来の1位返り咲き。ベルギーは18年9月以降守っていた1位から2位に転落した。

 ▽W杯組み合わせ抽選方式 3月31日付のFIFAランキングに基づき、本大会に出場する32チームを8チームずつ4段階に格付けして上位から第1~4ポットに分ける。第1ポットは開催国のカタールとランキング最上位の7チームが入り、6月のプレーオフで出場が決まる3チームは第4ポットとなる。同ポットのチームは1次リーグでは対戦しない。抽選は第1ポットから順に行われ、各ポットから1チームを1次リーグA―Hの8組に振り分ける。同じ大陸連盟のチームは同じ組とならないが、13チームが出場する欧州のみ同組に最大2チームが入る。

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