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イングランド、初の決勝進出 延長戦でデンマーク下す 1966年W杯以来の主要大会制覇へ

[ 2021年7月8日 10:57 ]

欧州選手権準決勝   イングランド2―1デンマーク ( 2021年7月7日    ロンドン )

<イングランド・デンマーク>延長前半、FWケーンのゴールに歓喜するイングランドイレブン(AP)
Photo By AP

 イングランドが準決勝でデンマークを延長の末に2―1で下して初の決勝進出を果たした。前半30分に今大会6戦目の初失点で先制を許したが、9分後にオウンゴールで同点。6万4950人が観戦したホームで延長戦に持ち込むと、前半14分にFWケーンが自身のPKではね返りを決めて勝ち越した。

 エースで主将のケーンはマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ「運も味方したけど、それもサッカーの一部。信じられない。よく巻き返せたと思う」と息をついた。3戦不発で批判にさらされた1次リーグから調子を上げ、決勝トーナメントは3戦4発。地元開催を制した1966年W杯以来の主要大会制覇に王手をかけ、11日の決勝でイタリアと対戦する。背番号9は「厳しい試合になるのは分かっている。ここまで素晴らしい大会を戦ってきた。家に帰るまで、あと1試合。待ち切れないよ」と意気込んだ。

 2018年W杯ロシア大会の準決勝から、さらに1歩頂点に近づいたガレス・サウスゲート監督は「選手をとても誇りに思う。試合の中で粘り強さを発揮し、厳しい状況に打ち勝つことも必要と話していた通りのことをやってくれた」と満足げ。決勝に向け「最大の挑戦になる」と力を込めた。

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2021年7月8日のニュース