×

南野 リバプール“最強3トップ”と共存OK!1G1Aで開幕戦へ猛アピール

[ 2020年9月7日 05:30 ]

<リバプール・ブラックプール>相手と競り合うリバプール・南野(中)
Photo By ゲッティ=共同

 リバプールのFW南野拓実(25)が、開幕スタメンを猛アピールした。5日、ブラックプールとの親善試合にトップ下で先発し、フル出場。1ゴール1アシストをマークし、7―2の圧勝に大きく貢献した。後半16分からは左FWでもテストされた。2戦連発でプレシーズンを締めくくり、12日のリーズとのリーグ開幕戦へ向け、南野が調子を上げてきた。

 開幕に向け、上々の試運転だ。南野は2―2の後半9分に右クロスでFWフィルミノの決勝点をアシスト。同26分にはペナルティーエリア右でフィルミノからパスを受けると、右足でネットを揺らした。南野とフィルミノの“新ホットライン”で1ゴール1アシスト。本拠地で確かな存在感を示した。

 新たな活路も開いた。リバプールはアンカーを置く4―3―3システムがベースだが、この日は中盤を2ボランチとトップ下で構成する4―2―1―3を採用。南野はトップ下で出場し、サラー、フィルミノ、マネの“最強3トップ”とともにプレーした。リバプールが誇る強力3トップに割って入るのは困難だが、3人と共存できる可能性を示した。クロップ監督は「自信がもっと深まればと期待している。タキ(南野)にとって、この1週間は本当に素晴らしかった」と称賛した。

 地元紙も高評価を与えた。英紙リバプール・エコーは「リバプールでのベストパフォーマンスだった。フィルミノのゴールをアシストし、ついにはブラジル代表のアシストから冷静なシュートも決めた」と報じた。

 12日のリーズとの開幕戦は欧州ネーションズリーグに参加している欧州代表組抜きで戦う。勝負のプレミア挑戦2年目。巡ってきたチャンスに、南野の仕上がりは万全だ。

続きを表示

2020年9月7日のニュース