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柏・ネルシーニョ監督“腹くくった”!356キロバス移動でも「戦わねば」

[ 2020年7月30日 05:30 ]

柏のネルシーニョ監督
Photo By スポニチ

 柏のネルシーニョ監督(70)が29日、8月1日のアウェー名古屋戦に向け、新型コロナウイルスの感染対策を一層強化する考えを示した。名古屋から24日以降の検査で選手、スタッフ4人の感染が判明したことを受け、柏は試合の開催延期を求めていたが、Jリーグはガイドラインに沿って通常開催する見込み。この日、練習後に取材対応した指揮官は「戦わないわけにはいかない。感染予防策に新たな制限、制約を加えていければ」と話した。

 リーグ再開後、これまで関東圏内での試合が続いたが、今後は遠征の範囲が広まる。愛知県では2日連続で100人を超える感染者が確認されており、敵地まで約356キロの移動には今まで以上の警戒が必要だ。チームは11日のアウェー川崎F戦で「3密」を避けるため移動の際のバスを1台増やし、2台で移動した。関東のチームは一般的に名古屋まで新幹線を使用するケースが多いが、今回は感染予防のため約5時間かかるバス移動を検討する可能性がある。

 柏はこれまで感染対策を徹底してきた。リーグ再開前はJ1で唯一、他クラブとの対外試合を行わず、外部との接触を避けるために練習も非公開にするなど、何よりも選手、スタッフの安全面を優先した。指揮官は「レイソルは感染者ゼロでやってこられている。今までやってきたベースを変えず、必要に応じて新たに注意をしていきたい」と表情を引き締めた。 

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2020年7月30日のニュース