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マン憂…GKデヘアのミス連発で大失速 契約交渉難航→パフォーマンスに影響?

[ 2019年4月30日 09:22 ]

プレミアリーグ   マンチェスターU1―1チェルシー ( 2019年4月28日 )

<マンチェスターU・チェルシー>同点ゴールを許したマンチェスターUのGKデヘア(AP)
Photo By AP

 イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デヘア(28)が、また失点に絡むミスを犯した。勝ち点3差で追う4位チェルシーとの大一番で、1―0の前半終了間際にファンブルから失点。試合はそのまま1―1で引き分けて6位から順位を上げられず、残り2試合で来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得(4位以上)は厳しくなった。

 クラブ年間最優秀選手に過去5季で3度輝いた守護神とは思えない失策だった。1―0の前半43分、GKデヘアは相手ミドルシュートをキャッチできず“ポロリ”。こぼれ球をDFアロンソに決められると、うなだれて両手でピッチを叩いた。

 後半終了間際にはFWイグアインの至近距離のシュートを防いで敗戦は免れた。ただし欧州CL出場を争う4位チェルシーに勝っていれば勝ち点67で並んでいただけに、黒星に限りなく近い引き分けとなった。英BBC放送(電子版)は「デヘアがミスで相手に同点弾を贈呈。来季欧州CL出場の希望は消えつつある」と伝えた。

 試合後にスールシャール監督は「過去に何度もチームを救ってくれた。6位は彼のせいではない」と擁護したが、地元メディアは先発落ちの可能性を報じた。16日の欧州CLバルセロナ戦でメッシのシュートをそらし、24日のマンチェスターC戦ではFWサネのシュートを足でセーブし損ねており、失点に絡むミスは直近4試合で3度目。英BBC放送によると、それ以前は同じ3度失点に絡むミスをするのに123試合かかっており、最近のパフォーマンス低下は顕著となっている。

 理由の一つとして地元メディアで指摘されるのは、契約問題によるピッチ外の雑音。20年に満了する現契約についてクラブとの延長交渉が難航し、今夏にRマドリード、ユベントス、パリSGへ移籍する可能性も報じられている。

 昨年12月に新指揮官が就任した直後は公式戦17試合で1敗だったが、最近10試合は2勝1分け7敗と急降下。もちろん“戦犯”はデヘアだけではないが、逆転の欧州CL出場へ負けられない残り2試合でアルゼンチン代表ロメロへの守護神交代はあるのか。スールシャール監督の決断に注目が集まりそうだ。 

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2019年4月30日のニュース