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J2山口 霜田監督 日本協会で得たノウハウ駆使でチーム立て直し図る

[ 2018年2月15日 19:28 ]

 今季からJ2山口の指揮官に就任した霜田正浩監督(51)が充実の日々を強調した。都内で行われたキックオフカンファレンスに出席。「開幕が楽しみですよ」と笑顔を見せた。

 日本サッカー協会(JFA)の技術委員、同技術委員長としてザッケローニ監督やアギーレ監督の元日本代表監督、そしてハリルホジッチ現日本代表監督の招聘に尽力。日本代表とクラブを繋ぐパイプ役としても活躍した。同時に「日本代表チームの立場からクラブを見させてもらっていた。外からみて“こうやれば良いのか”“こうすれば良いのに”とか参考にさせてもらっていた」とクラブに携わった時のためにチームビルディング(複数メンバーが個々の能力を最大限にいかしながら同じゴールを目指し、力を最大限に発揮する効果的な組織づくり)のビデオも独自作成していたという。そして「トップと育成、選手編成の基準」など多岐にわたる理論を確立。山口のクラブ幹部にプレゼンするなど、日本協会時代に培ったノウハウをクラブに落とし込んでいる。

 もちろん、本業は「ボクは監督ですから」と現場での指揮を最優先。練習ではボールを止める、蹴るの基本と強さや速さの“デュエル”の部分を徹底させているという。「J2はレベル差が大きいわけではない。細かなところで(勝敗が)決まる」。山口は昨年22チーム中20位だが「結果を求めていく」とチームの建て直しに意気込んだ。

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2018年2月15日のニュース