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【J1キーマン・神戸】DFティーラトン・ブンマタン「悪魔の左足」持つタイ代表主将

[ 2018年2月15日 11:12 ]

神戸の立花社長(左)とユニホームを掲げるティーラトン
Photo By スポニチ

 ビジネスの側面はない。実力を評価され、神戸にやってきた。タイ1部ムアントンから期限付き移籍で加わったタイ代表DFティーラトン・ブンマタン(28)。5日の入団会見で報道陣から「戦力として以外で、楽天としてアジア戦略の考えはあるのか?」と問われた立花陽三社長は、最も欲しかった左サイドバックであることを強調した。

 「日本、世界の選手の中でリストアップし、実力で候補が絞られた。その中で一番、評価が高かったのがティーラトン」。タイ代表として国際Aマッチ49試合出場で5得点を誇り、主将も務める。「悪魔の左足」と称されるレフティーは、過去にACLでG大阪戦や鹿島戦で直接FKを決めた。その個人能力の高さに神戸は目を付けた。

 夫人と1歳の息子も日本に住む予定。ティーラトンには「いつか息子に“お父さんは日本でプレーしていたんだよ”と言いたい」という思いがある。J1、そして家族にインパクトを残すため、その左足を武器に異国で勝負する。(西海 康平)

 ◆ティーラトン・ブンマタン 1990年2月6日生まれ、タイ・ノンタブリー県出身の28歳。08年にラパチャへ入団し、09年にブリラムへ移籍。13年に最優秀選手賞を受賞。16年にムアントンへ移籍し今季から神戸加入。タイ1部で通算234試合出場21得点。ACL通算42試合出場6得点。1メートル71、62キロ。利き足は左。

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2018年2月15日のニュース