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神戸、350人サポと黙とう 吉田監督「忘れてはいけない日」

[ 2018年1月18日 05:30 ]

練習前にサポーターにあいさつする神戸の吉田監督(中央手前)
Photo By スポニチ

 神戸は阪神・淡路大震災からちょうど23年の17日、神戸市で始動した。「1・17」に始動するのは11年以来で、練習前に選手らは約350人のサポーターとともに黙とうを行った。兵庫・滝川二高3年時に川西市の自宅で被災した吉田孝行監督はサポーターを前に「忘れてはいけない日。皆さん、特別な思いがあると思います。1年間、一緒に戦いましょう」とあいさつした。

 ヴィッセル神戸としてスタートを切った95年、練習開始日として予定していた日に震災は起きた。復興とともに歩んできたクラブの歴史を伝えるため、指揮官は震災発生時の映像を選手たちにミーティングで見せた。浦和から完全移籍で加わったDF那須は「違う都市から来た人間であっても、思いを持ってプレーしないといけない」と語った。

 決意新たに迎える今季、掲げる目標がリーグ戦での「ACL出場圏内」。昨季の9位から飛躍するため、吉田監督は開幕までに「(昨季は相手を)崩しきれなかった」という攻撃面の改革に着手していくことも明かした。

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2018年1月18日のニュース