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川崎F連覇に“唾つけた” 選手ストレスチェックに毎朝唾液検査

[ 2018年1月15日 05:30 ]

宮崎合宿で軽快な動きを見せる川崎Fの小林悠(右)
Photo By スポニチ

 昨年Jリーグ王者の川崎Fが、連覇へ向けユニークな検査を導入した。合宿中の宮崎県綾町で選手が毎朝、唾液検査を行っていることが14日、判明。体内のストレスをチェックし、ケガのリスクを最小限にとどめることが主な目的。GPSパフォーマンス分析システムも今合宿から本格導入しており、選手の“徹底管理”で、リーグ連覇をはじめ全タイトルを目指す。

 川崎Fが連覇に早くも“唾をつけた”。合宿地の宮崎県綾町で選手が毎朝、唾液検査を実施していることが明らかになった。「唾液アミラーゼ測定法」というもので、昨年就任で初タイトルにも貢献した篠田トレーナーは「疲労よりストレス(のチェック)です」と話した。

 唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼは、ストレスを受けて興奮状態になると多く分泌されるという。口にくわえて約60秒で測定する簡易なものだが、篠田トレーナーは「コミュニケーションツールの一つにもなる」。連日、チェックすることで過度のストレスが認められれば、練習メニューに変化を加えるなどケガのリスクを最低限に抑えるのはもちろんのこと、このことで選手とスタッフの会話も密になるという。まさにチームにとっては一石二鳥だ。

 またチームは今合宿から、選手の動きや身体能力を測定、管理するGPSパフォーマンス分析システムも本格導入。練習中から小型センサーを内蔵した装具を着用する。昨季はフィジカルトレーナー就任で筋肉系のケガが激減したが、今季はさらに徹底した管理でケガを未然に防ぐ方針だ。ACLをはじめカップ戦も含めた今シーズンの年間の最大試合数は60。大久保や斎藤ら、かつてない強力布陣となったチームは“よだれが出るほど欲しい”連覇を目指す。

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2018年1月15日のニュース