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日本代表、11月欧州遠征でブラジル戦浮上!ドイツ、フランスら欧州強豪も模索

[ 2017年9月2日 06:30 ]

<日本代表練習>ランニングをする(左から)山口、井手口、乾、酒井宏、昌子、浅野、長友
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 W杯ロシア大会出場を決めた日本代表が11月に行う強化試合の相手としてFIFAランキング1位のブラジルが挙がっていることが1日、分かった。複数の関係者が明かした。日本協会では国際Aマッチデーとなる11月6〜14日に欧州遠征を計画しており、欧州の強豪国とも対戦する見込み。代表は2日未明、5日のサウジアラビア戦に向けて羽田空港から出発した。

 「291億円男」と再戦だ!6大会連続でのW杯を決め、本番までの強化へ不可欠となる強豪国との対戦。その“初陣”が、過去最多5度のW杯制覇を誇るブラジル代表となる可能性が浮上した。日本代表は11月6〜14日の国際Aマッチウイークに欧州遠征を計画。日本協会関係者は、現地で予定される2試合のうち1試合に関し「ブラジルが候補に挙がっている」と証言した。

 ハリルジャパンはW杯本大会へ向けた最終章へ突入。指揮官は現状について「現時点での実力ではW杯では結果を残せない」とし、そのために「高いレベルのチームと対戦したいと私は望んでいる」と強調。その1発目の有力候補が、最新のFIFAランキングで1位に復権し、ロシアへの切符を最速でつかんだタレント軍団のセレソンという。

 ブラジル代表とは過去、11度対戦し2分け9敗と未勝利。中でも、今夏バルセロナから移籍金約291億円でパリSGに電撃移籍したネイマールには、最後に対戦した14年10月の4発を含め3試合で7ゴールを決められている。異なるタイプを相手に戦術を変えながら勝ち上がったスタイルがどこまで通用するのか、“仮想W杯”としてはこの上ない相手だ。

 もう1試合は欧州の強豪国との対戦も調整中。まだ相手は未定ながら、指揮官の口からは「ドイツ、フランスなどと対戦することになります」と具体名まで飛び出し、「その時点でどれだけできるのか。日本は今どのレベルにいるのか確認するものです」とした。本大会まで残り9カ月。「9カ月後はこのチームの姿も変わっているかもしれない」と指揮官。アジア仕様から世界基準へ。強豪国との対戦を物差しにして、世界との差を縮めていく。

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