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中田浩二氏 日本は左サイドの攻撃が最大の防御 右WBレッキーに守らせろ

[ 2017年8月30日 08:20 ]

オーストラリア代表MFレッキー
Photo By スポニチ

 難しい試合になるだろうが、勝つチャンスは十分にある。オーストラリアは4バックから3―5―2にシステムを変更した。だが、以前からパスをつないでサイド攻撃を生かすサッカーはしていた。中盤の人数を増やし、前からプレスをかけてボールを奪い、シンプルに攻める狙いをより鮮明にしていると考えればいい。

 カギはサイドの攻防で、特に日本の左サイドだ。右ウイングバックのレッキーはスピードがあり、チャンスメーカー。ここからクロスをあげてFWユリッチが決めるのが得点パターンだ。このサイドの主導権を日本が握ることが重要だ。対峙(たいじ)する原口や乾、武藤らが予想される左MFがドリブルで仕掛け、レッキーが戻らなければいけない状況をつくれば相手の攻撃力は半減する。

 オーストラリアはウイングバックが攻撃した背後や3バックの脇にスペースができるので、サイドからの攻めは効果的。さらにCBがまだ3バックの守り方に慣れていないので、中盤でボールを奪われると後方にスペースができる。大迫らがDFの裏を狙えばチャンスになる。日本のトップ下に柴崎が起用されるなら、期待されるのは攻撃の組み立て。さらに本来はボランチなので守備力や、ハードワークができる部分も買われてだろう。(本紙評論家・元日本代表DF)

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2017年8月30日のニュース