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どうして?ネイマール移籍にスペインプロリーグ協会が手続きを拒否

[ 2017年8月3日 20:27 ]

移籍を表明したネイマール
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 バルセロナ(スペイン)のブラジル代表FWネイマール(25)がパリ・サンジェルマン(フランス)へ移籍するための手続きが、リーガ・エスパニョーラを運営するスペインプロリーグ協会(LFP)に拒否された。

 LFPは3日に「選手(ネイマール)の代理人がLFPに違約金(移籍金)を預けようとしたが、却下された」と発表。スペイン紙アスによると、パリSGとネイマールの代理人が2日にマドリードのLFPオフィスを訪問し、ネイマールの契約解除に必要な違約金(移籍金)2億2200万ユーロ(約291億円)を預けようとしたが、LFP側は受理を拒否したという。スペインでは、選手移籍に必要な違約金(移籍金)をいったんLFPに預けて承認を得る必要がある。

 LFPのテバス会長は2日にアス紙のインタビューでネイマールの高額移籍金について、クラブに健全経営を求めるUEFAの規則「ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)」に違反するため、移籍を認めないとの考えを示していた。「ファイナンシャル・ドーピングだ」とパリSGを強く批判していた。

 ネイマールの移籍成立が遅れる可能性はあるが、スペイン紙マルカによると、パリSG側はバルセロナが設定した違約金(移籍金)を満額支払うため、LFP側は最終的に移籍を阻止できない見通し。パリSG側はFIFAに直接移籍を申請し、臨時の国際移籍証明書を得てネイマールの早期デビューを目指すという。

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2017年8月3日のニュース