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名将カペッロ氏 中国1部の江蘇蘇寧の新指揮官に?スタッフも豪華に

[ 2017年6月11日 17:59 ]

 かつてACミランやローマ、イングランド代表を率いたイタリア人の名将ファビオ・カペッロ氏(70)が、中国1部の江蘇蘇寧の新指揮官に就任する可能性が急浮上した。11日付のガゼッタ・デロ・スポルト紙が報じた。同氏によれば、カペッロ氏は江蘇蘇寧と契約するために、すでに南京(江蘇蘇寧の本拠地)に向かっているようで、年俸は実に1000万ユーロ(約12億3000万円)という。

 同紙よると、スタッフ陣も豪華な顔ぶれになる模様。昨季ACミランで、ミハイロビッチ監督(現トリノ監督)を継ぎ、日本代表FW本田圭佑(30)も指導した経験を持つ元イタリア代表MFクリスチャン・ブロッキ氏(41)、さらには現役引退後スイス1部のキアッソで監督経験も積んだ元イタリア代表DFジャンルカ・ザンブロッタ氏(40)も入閣する予定という。

 江蘇蘇寧は15年シーズンに、元ルーマニアDFのダン・ペトレスク監督(49=アルナスル)のもとカップ戦を制覇。翌年にはチェルシーから元ブラジル代表MFラミレス(30)、アーセナルも獲得を狙っていたブラジル人FWアレックス・テイシェイラ(27)をシャフタール(ウクライナ)から“爆買い”。初出場した16年シーズンのACLでは、FC東京と同じグループに入ったが、ホームのFC東京戦を落とすなど、1次リーグで敗退となった。

 今季はかつてJリーグでも磐田や京都などでプレーした経験も持つ元韓国代表FWの崔 龍洙(チェヨンス)氏を新監督に迎えシーズンをスタート。2年連続出場となったACLでは1次リーグを突破したものの、リーグ戦では不振を極め、12試合を終え16位中15位と降格圏に沈んでいる。

 オーナーは、日本代表DF長友佑都(30)が所属するインテル・ミラノも所有する蘇寧グループ。その蘇寧グループは先日、今季途中までローマのスポーツダイレクターを務めていたワルテル・サバティーニ氏(62)を両クラブのテクニカルコーディネータとして招へいしており、その関係で将来的にイタリア人指揮官が就任する可能性が浮上していた。

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2017年6月11日のニュース