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【イタリア戦分析】またも「裏」を狙われ失点…ラインコントロール課題に

[ 2017年5月29日 07:50 ]

U―20W杯韓国大会・1次リーグD組   日本2―2イタリア ( 2017年5月27日    天安 )

日本の1次L3試合の失点シーン
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 後半35分以降の約10分間は後方でともにボールを回しての引き分け。ボール支配率は日本が57.2%、イタリアが42.8%と日本が圧倒した。日本は前半7分までに2失点し、引き分けで勝ち抜けのイタリアはその後は守備重視。日本が同点に追いついたことで16強進出へ相互利害が一致し、最後は異質な時間帯が続いて終了。攻めないイタリアは2点目以降、シュートは1本もなかった。

 次戦からは負ければ終了のノックアウトステージだが、失点シーンは今後に不安を残した。前半3分に中盤から裏のスペースへの約30メートルの浮き球パスを起点に失点。同7分の2失点目は直接FKを裏に入れられ、斜めに走り込んだ相手にシュートを打たれた。初戦の南アフリカ戦でも前半7分にオフサイドを取れずに裏へ出されて先制を許した。冨安、中山のセンターバックコンビは不動だが、両サイドバックは3試合すべて異なる。1次リーグ5失点のうち3失点が開始10分以内。4失点が裏のスペースをロング&ミドルパスで狙われての失点だ。まずは初対戦の相手を把握し堅実なラインコントロールで無駄な失点を避ける守備からスタートしたい。

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2017年5月29日のニュース