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浦和版プレミアムフライデー!東京駅から埼スタへ直行バス運行

[ 2017年3月8日 08:40 ]

プレミアムフライデーのオリジナルロゴ
Photo By 提供写真

 V奪回をノルマに掲げる浦和が金曜日に開催される10日の甲府戦を「浦和レッズ プレミアムフライデー」と銘打ち、集客大作戦を実施することが7日、分かった。政府、経済界が推奨する「プレミアムフライデー」を実施するために設立された同推進協議会事務局に申請し、浦和版のオリジナルロゴも制作する力の入れようだ。

 コンセプトは仕事帰りのサポーターに「金曜の夜」を埼スタで楽しんでもらうこと。打倒・甲府を意識し、甲州ワインなどを提供するワインバーを特設、飲食売店では富士山のような“メガ盛り”メニューも登場予定だ。各売店ではオリジナルロゴのステッカーも配布される。

 7日現在、前売りチケットの売れ行きは約2万5000枚。4万枚以上が見込める土日開催に比べるとどうしても伸び悩む。15日にACLの上海上港(中国)戦が控え、選手のコンディションを考慮しての金曜開催だが、もちろんサポーターあってこそ。埼スタ直行のシャトルバス「Here We号」も従来の池袋発に加え、東京駅発便も運行される。

 プレミアムフライデーは毎月末の金曜に午後3時の仕事終了を奨励するなど、より豊かな生活、個人消費を喚起するキャンペーンで先月24日から導入された。“浦和版”はいわゆる月末ではないが、豊かなライフスタイルを提唱、推奨する点で共通している。同じく金曜開催となる4月7日の仙台戦でも実施予定だ。

 開幕の横浜戦ではつまずいたが、4日のC大阪戦では攻撃陣が爆発し3―1と快勝、上昇気流に乗った。「ぜひ、金曜の試合も盛り上げたい」と関係者。週末、浦和の得点ラッシュを見ながらおいしいグルメとワインを楽しむ――。プレミアムな金曜日となりそうだ。

 ◆プレミアムフライデー 月末の金曜日の仕事を早く終え、消費を喚起するイベント。2月24日から始まり毎月実施。米国の年末商戦「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」を参考に政府と経済界が考えた。経団連や日本商工会議所が促し、終業時刻を繰り上げる企業が増えている。旅行で地方へ経済効果を及ぼしたり、働き方改革につなげたりする狙いもある。

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2017年3月8日のニュース