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報道陣“検挙者”続出…ハリル監督 ピリピリムードで非公開練習

[ 2016年10月10日 05:35 ]

日本代表合宿 ( 2016年10月9日    豪州・メルボルン )

<日本代表練習>コーチ陣に指示を出すハリルホジッチ監督(左から2人目)
Photo By スポニチ

 オーストラリアとの大一番に敗れれば解任の可能性があるハリルホジッチ監督は、ピリピリムードを漂わせた。

 この日から冒頭15分間だけを公開するトレーニングを開始。トレーニングの様子がのぞけるスタジアム構造で非公開後は数多くの日本代表スタッフを見回りに派遣した。スタジアム周辺にいた報道陣の中には“検挙”される者が続出。一方、同スタジアムでハリルジャパンよりも先に練習したオーストラリアは全公開でファンサービスまで行った。和やかムードのライバルとは対照的だった。

 周辺への警戒心だけではない。地元メディアによると、この日は過去50年間で最大の風速19・4メートルの強風にさらされた。規模的には小型台風並みとされ、そのため最初はピッチ脇で行っていたウオーミングアップを途中から室内に変更。すでに長友が脳振とうで離脱し、岡崎も別メニュー調整中でオーストラリア戦欠場が濃厚。これ以上の故障者は防がないといけないという指揮官の思惑がみてとれた。

 勝てば首位浮上の可能性もあるが、負ければW杯出場が遠のく一戦。ピッチ内外に目を配り、W杯予選最大のヤマ場へ備えた。

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2016年10月10日のニュース