ＦＩＦＡ　新理事会で初会合　汚職事件で改組

　昨年５月からの一連の汚職事件を受けて組織改革を進める国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）は９日、メキシコ市で機能を分割して改組した新理事会の初会合を開いた。理事会は１０日も行われ、１２、１３日に年次総会が開かれる。

　権限が集中し過ぎているとの批判から旧理事会を意思決定部門と実務部門に分け、新理事会は意思決定に特化した部門に生まれ変わった。会長を含めたメンバーの人数も旧理事会の２５人から３７人に増やす。１人以上の女性理事を各大陸連盟から登用するなど追加メンバーの選定は９月３０日までに行われる。今回の理事会には、田嶋幸三理事ら従来のメンバーが出席した。（共同）