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ミラン副会長 本田との長期契約示唆「模範。譲渡できない選手」

[ 2016年4月1日 11:20 ]

ACミランのアドリアーノ・ガリアーニ副会長(AP)

 ACミランのアドリアーノ・ガリアーニ副会長(71)がスポニチ本紙の独占インタビューに応じ、17年6月末に満了する日本代表FW本田圭佑(29)と契約延長する方針であることを明かした。補強などの実務のトップに立つ同氏は、本田のプレーはもちろん、模範となるプロとしての姿勢などを高く評価。譲渡できない選手とし、既に契約延長も含め全ての面で合意に達していると明言した。

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 ガリアーニ副会長が本田の去就に関する現地報道を一蹴した。14年1月に結んだ3年半の契約が17年6月末で満了。移籍金を得るには今夏、もしくはその次の冬の移籍市場での放出が必要となるため、イタリアではさまざまな報道が飛び交っている。だが、同副会長は「イタリア紙は無視してください」と強調した上で、「1カ月前に彼の代理人を務める本田兄(弘幸氏)と会談し、何の問題もない。全ての面で合意している」と明言。双方が契約延長を強く望み、水面下で条件面など着々と準備を進めていることを示唆した。

 現在は右MFとして活躍する本田だが、序盤から中盤戦にかけてはベンチを温めることも多く、1月にウェストハムやトットナムなどプレミアリーグ移籍の可能性も報じられた。だが同副会長は「移籍期間はいろんな代理人が顔を出す。でも、私に獲得を申し出たクラブは一つもなかった」と明言。今季ここまでの活躍を「本田は模範となるプロフェッショナルな選手。今季もここまで多くのゲームに出ているし、とてもポジティブだ。我々はみんな本田に満足している」と称賛した。

 契約年数など詳細については「今季で契約が切れる選手が優先。急いではいない。タイミングが来たらゆっくり話し合う」と明言を避けたガリアーニ副会長だが、“今後も数年にわたりチームに残る選手の一人か?”との問いには「それは間違いない。我々にとって本田は、これまでも常に(他クラブに)譲渡できない選手だった」と言い切った。「本田が移籍志願したことは一度もないし、彼はミラノでの生活も、チームでの居心地も良いと言っている。これは私が保証する」と強調した。

 もちろん、本田も「本当はイタリア国民全員に胸を張って、オレがミランを復権させたと言えるぐらいにはなりたい」と強い野望を抱いており、残留に異論はない。17年6月以降もしばらくは、栄光の10番を背負った「ミラン本田」のプレーが見られそうだ。

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2016年4月1日のニュース