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広州恒大、敵に塩…FWエウケソンが上海移籍、15億円の利益も? 

[ 2016年1月22日 00:21 ]

 昨年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)王者で、中国1部で5連覇中の広州恒大が、国内で最大のライバルに塩を送った。

 13、14年に2年連続でリーグ得点王に輝いたブラジル人FWエウケソン(25)が、昨季2位の上海上港に移籍すると21日に発表。昨年はケガがちだったとはいえ、過去3年でリーグ72試合59ゴールを挙げている元エースを、昨年最後まで優勝を争った相手に譲渡した理由について、クラブは「中国の栄光のため、ACLで中国チームが勝ち抜くのを支援するため」と説明した。

 また、金満クラブらしからぬシビアなビジネスの側面もあり、地元メディアによると移籍金は1800万ユーロ(約22億8600万円)。クラブは「エウケソンの移籍金は中国の移籍市場で最高記録。(加入時の移籍金)570万ユーロ(約7億2400万円)の投資で利益を得た」と、約15億円ももうけたことを誇った。

 元イングランド代表指揮官のエリクソン監督率いる上海上港には、既にガーナ代表FWギャン、アルゼンチン人MFコンカら大物助っ人が在籍。今季ACLのプレーオフに勝てば、1次リーグでG大阪と同組となる。Jリーグ勢にとっては、ケタ違いの資金力に加えて、クラブ間で協力してACLに挑んでくる中国勢を倒すのは至難の業といえそうだ。

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2016年1月22日のニュース