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工藤 ACL8強入りへ先制パンチ決める「全力を尽くしたい」

[ 2015年5月26日 08:15 ]

用意された練習場所まで走って移動する工藤(中央)ら柏イレブン

 ACLは26日から決勝トーナメント1回戦第2戦が始まり、柏はホームで水原(韓国)を迎え撃つ。第1戦で出番がなかった元日本代表FW工藤壮人(25)は先発復帰が濃厚。13年以来の8強を懸けた大一番で前戦の悔しさをぶつけ、勝利へと導く。

 エース工藤が強烈な先制パンチを浴びせる。勝利か引き分けなら無条件で8強進出が決まる第2戦。約1時間の非公開練習を終えた背番号9は「勝てば問題ないので、全力を尽くしたい。初めの1点を取りにいく努力を開始1秒目からやっていく」と先制ゴールのイメージを膨らませた。

 敵地で3―2で先勝した19日の第1戦はベンチ入りも出番なし。それでも「出場がない中でも、じっくり見て、冷静に試合を分析できた部分があった」と収穫を強調する。「悔しさはあるけど、チャンスが回ってきたとき、ベンチに座っている選手がたまっているものを出せるのが良いチーム。僕自身、次の試合に懸ける気持ちは強い」。4月8日の1次リーグ・山東魯能戦以来4試合ぶりの得点へ、モチベーションは高まっている。

 相手の水原FW鄭大世(チョンテセ)は、4月21日に1次リーグで浦和を2―1で破った際に「日本の選手は戦っていない。審判が笛を吹いてくれるので、少し押されるとすぐに倒れる意識が根付いている」と発言したが、工藤は「うちのチームは、自分たちらしさを出すために球際で戦うのは大前提」と球際での攻防に自信があることを強調。「局面で自分たちの良さを出しながら勝ちたい」。第1戦に続いて韓国の強豪を連破し、13年以来2度目のアジア8強へ乗り込む。

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2015年5月26日のニュース