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本田&長友 台風でドタバタ帰国…合宿初日練習に間に合わず

[ 2014年10月7日 05:31 ]

新潟駅でファンに囲まれる長友(手前左)と本田

 アギーレジャパンが“水”を差された。6日午前に帰国予定だったFW本田とDF長友佑都(28=インテル・ミラノ)は、台風18号の影響で約10時間遅れて成田空港に到着。合宿初日の練習に間に合わなかった。

 ドタバタ帰国だ。まずはミラノ発の航空機の出発遅延が発表され、待機を余儀なくされた。さらに、変更時間に合わせ空港に向かおうとしたところで再び遅延が決定。本田の事務所関係者によると「自宅で待機できた」ため、空港で時間をつぶしたMF田中に比べると疲労の色は少なかった。だが相次ぐ航空機の遅延により、本田らの航空機はゲートから離れた地点に着陸し、そこからバス移動を強いられた。

 本田は上下濃紺のスーツで到着ゲートに現れると、ファンのサインに応じたものの「また新潟でね」と残して空港を後にした。都内からは新幹線で移動したが、午後11時前の到着時には新潟駅の新幹線ホームに約50人のファンが殺到。もみくちゃにされながらの“脱出”となった。本田はゴールのイメージを問われても「ノーコメントで」と答えるだけだった。

 クラブでは右FWのレギュラーで今季4得点1アシストと活躍しているが、同ポジションの日本代表では9月の2試合で無得点。ジャマイカ、ブラジル戦に向け、たった1日とはいえ、FW武藤やMF柴崎らアギーレジャパンで代表初出場を果たした選手との連係向上や特徴を把握する機会が奪われたのは痛い。

 しかし、本田は逆境を常にバネにしてきた。9月のベネズエラ戦後には「個人としては結果を残すことでチームに貢献したかった。それが果たせなかったことは悔しい」と猛省し、10月の2試合で結果を残すことを誓った。合流遅れを感じさせないパフォーマンスを見せ、アギーレジャパンを初勝利へと導く。

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