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手倉森監督“アギーレ流”還元だ!A代表合宿で4―3―3吸収へ

[ 2014年8月22日 05:30 ]

記者会見するU―21日本代表の手倉森監督

 日本サッカー協会は21日、アジア大会(9月14日開幕、韓国・仁川(インチョン)に出場する男女のメンバーと、1次リーグ組み合わせを発表した。会見に出席した男子のU―21日本代表の手倉森誠監督(46)は、コーチとして参加する9月上旬のA代表の札幌合宿でハビエル・アギーレ監督(55)から基本布陣4―3―3について吸収する考え。本格的にアギーレ流を取り入れてアジア大会連覇を目指す。

【U―21代表メンバー 仁川アジア大会】

 アギーレ先生の札幌夏季講座を受講する。手倉森監督はアジア大会での基本布陣を4―3―3とすることを明言。その上で「(A代表の)スタッフ会議で4―3―3の話をしていても、配置する選手のスタイルなど参考になるところがある。(U―21代表に)生かせるものばかりだろうなと。札幌で聞きながら、8日からの合宿で生かしていきたい」と、システムを同じくするメキシコ人指揮官から北の大地で学び取る意欲を示した。リカルド・ロペス・フェリペGKコーチ(42)、早川直樹コンディショニングコーチ(51)がA代表と兼任。リオ五輪世代もアギーレ色で染まりそうだ。

 1次リーグの組み合わせも決まり、クウェート、イラク、ネパールと同組となった。イラクとは1月に出場したU―22アジア選手権の準々決勝で敗れている。この世代は2年前のU―19アジア選手権でも準々決勝で敗れてU―20W杯出場を阻まれており、宿敵と呼べる相手。指揮官は「一緒に1次リーグを抜ければ、次に当たるのはおそらく決勝。1大会で2度(悔しさを)晴らせる」とポジティブに捉える。

 クウェートとも1月の対戦ではスコアレスドローに終わっており、簡単な組み合わせとは言えない。大会のルールでは23歳以下の選手が出場可能で、オーバーエージ枠も設定されている。U―21日本代表にとって“年長者”との対戦となるが、指揮官は「臆することなく戦いたい。選手には優勝した後に2つ(年が)上だったぞと言えれば」と笑う。アギーレ流を取り入れ、韓国入り。その先には連覇しか見えていない。

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2014年8月22日のニュース