“野人”岡野引退 鳥取GM就任へ25日にも発表

[ 2013年12月25日 05:33 ]

97年、W杯アジア第3代表決定戦で延長Vゴールを決めた岡野

 J2鳥取の元日本代表FW岡野雅行(41)が今季限りで現役を引退し、同クラブのGMに就任することが24日、明らかになった。既に条件面で合意しており、25日にも発表される。

 クラブは来季から新設されるJ3降格が決まっており、関係者は「1年でのJ2復帰に向けて、岡野GMに懸かる期待は大きい」と語った。

 岡野は日大を中退して94年に浦和入り。爆発的なスピードや野性的な風貌から「野人」の愛称で親しまれた名物選手だ。日大時代にはバスケットシューズで100メートルを走り「10秒8」のタイムを記録。野良犬に追いかけられて走り勝つなど数々の伝説を持つ。日本が初のW杯出場を決めた97年11月16日のW杯アジア第3代表決定戦(マレーシア)では、2―2の延長後半13分に日本のサッカー史に残る決勝弾を挙げ「ジョホールバルの歓喜」の立役者となった。

 その後は神戸や香港リーグなどを経て、09年から当時JFLの鳥取に加入した。J2で戦った今季は10月に右太腿肉離れを起こすなど故障に苦しんで10試合無得点。20年のプロ生活に終止符を打つことを決断した。12年に米子市に新設されたサッカー専用スタジアムが岡野のニックネームにちなんで「チュウブYAJINスタジアム」と命名されるなど今でも知名度は抜群。1年でのJ2復帰に向けて岡野の人気や経験がピッチ外でも必要と判断したクラブ側から、GMのオファーを受けて快諾した。来季はスーツ姿でビシッと決め、チーム運営に携わる新たな一面を見ることができそうだ。

 ▼岡野 雅行(おかの・まさゆき)1972年(昭47)7月25日、横浜市出身の41歳。日大を中退して94年に浦和入り。神戸などを経て09年8月に当時JFLの鳥取に加入した。J1通算301試合36得点、J2通算69試合6得点を記録。日本代表で国際Aマッチ25試合に出場して2得点。96年Jリーグベストイレブン。利き足は右。1メートル75、71キロ。血液型B。

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