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大迫バースデー弾!鹿島“神様”ジーコ氏の前で3発逆転勝ち

[ 2013年5月18日 16:10 ]

<鹿島・名古屋>後半、決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・中村(右端)。左下は肩を落とすGK楢崎

J1第12節 鹿島3―1名古屋

(5月18日 カシマ)
 鹿島がFW大迫のバースデーゴールなどで、名古屋に3―1で勝利。Jリーグ草創期に鹿島でプレーしたジーコ氏(60)が観戦に訪れた目の前で逆転勝ちを飾り、勝ち点を22に積み上げた。名古屋は4連敗で、リーグ戦6試合勝ちなしとなった。

 立ち上がりから主導権を握った鹿島だったが、前半24分に先制を許す。名古屋DF田中隼が右クロスを入れると、ボールはケネディの頭上を越えてファーサイドへ。これを受けた小川が左足で蹴り込み名古屋が先制点を挙げた。

 20年前の1993年5月16日。Jリーグ開幕2日目に両チームは対決し、ジーコ氏のハットトリックなどで鹿島が5―0で大勝した。その“神様”の前で負けられない鹿島は同40分、小笠原の縦パスを受けた遠藤がドリブルでDFをかわして左足で同点弾。後半も圧倒的に試合を支配し、同21分、柴崎が鋭い突破から絶妙のスルーパスを出すと、抜け出した途中出場のMF中村が右足で合わせ、勝ち越しに成功した。

 今季から鹿島に加入した中村はこれが移籍後初ゴール。エースナンバー「13」を背負う22歳は試合後、「結果を残すのが遅れてしまって、チームに迷惑をかけた」と話し、「ここからいいスタートを切れるようにしたい」と今後の活躍を誓った。

 ロスタイムにはこの日、23歳の誕生日を迎えたFW大迫がダメ押し弾。ふわりとした右クロスを右足でトラップすると素早く反転して左足でシュート。技ありの一撃に、VIP席のジーコ氏もハイタッチで喜んでいた。

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