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カズ 寝具メーカー「西川産業」と異例のパートナー契約

[ 2013年4月20日 06:00 ]

カズはグアム自主トレにも携帯するほど、マットレスにこだわりをもつ

 J2横浜FCのFW三浦知良(46)が寝具メーカーの老舗、西川産業とパートナー契約を結ぶことが19日、明らかになった。46歳となってなお第一線で活躍するカズは、自身の骨格や肉体に合わせた特注マットレスや枕を愛用し、今後も肉体管理を徹底させる。5月からは同社の新CMにも登場予定で、カズがデザイン製作に携わった「カズモデル」の市販も決定した。

 46歳のカズがナイトライフも充実させる。誰よりも真しに、ストイックにサッカーと向き合うカズが、アスリート仕様のマットレス製作を手がける西川産業と個人単位では異例のパートナー契約を締結。既に自宅や遠征先で自身の骨格、体形に合わせたカズ仕様の使用を始めた。「実際に使ってみると全然違うね。(効果を)信じ切ってるよ」と笑顔を見せた。

 特製マットレスは表面が平たんな一般的なものと違い、1800を超すウレタン素材の凹凸が体を支え、睡眠時でも体幹がサポートされる。通常はでん部付近に集まる負荷も全身に分散。カズはその寝心地を「まるで空に浮いてるみたいだよ」と表現した。首や腰の痛みも気にならなくなった。今では車のシートの下にも同様のマットを敷いている。りさ子夫人も愛用するなど、大のお気に入りだ。

 カズは昨年11月、フットサルW杯の直前、肩、首痛に苦しんだ。その際、古くからカズの肉体をみてきた、日本サッカー協会スポーツ医学委員会の福林委員長から紹介されたのが、このマットレスだった。今季も14日の京都戦でJ2最年長出場記録を塗り替えるなど衰えは感じられない。それどころか関係者は筋肉の質は20代の頃と変わらないと言う。特製マットレスの存在と無縁ではない。

 今後“カズモデル”も市販されることになった。「今、デザインしているところだよ。持ち運び用のカバーとかラベルとかもね」とうれしそうに明かした。現在、数多くのアスリートが使用しているが、個人モデルの販売は異例。基本的な構造はカズの体幹の強さや血流を計測したカズ仕様と異なるが、そのデザインにはカズのこだわりと魂が込められる。

 5月からは同社のCMにも登場予定だ。過去には現役時代の王貞治氏(現ソフトバンク会長)が出演している。カズは「光栄だよ。王さんとは以前、羽田空港でお会いした。ホークスの先頭を歩いていたのに、いきなり僕のところに来てあいさつしてくれてね。周囲の人は驚いてたよ」と笑った。「世界の王」を支えた寝具が、サッカー界のキングの睡眠をサポートする。王道を突き進んできたカズのサッカー人生はこれからも加速しそうだ。

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2013年4月20日のニュース