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ピルロの先制FK弾も…イタリア またも追いつかれてドロー

[ 2012年6月15日 03:08 ]

<イタリア1―1クロアチア>2戦連発となる同点弾を決めたクロアチア代表FWマンジュキッチ

欧州選手権グループC イタリア1―1クロアチア

(6月14日)
 ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は14日(日本時間15日)、グループC第2節イタリアとクロアチアの対戦は、1―1の引き分けに終わった。

 イタリアは試合開始から、積極的に出る。最初のシュートは、この試合もスタメン出場を果たしたFWバロテッリ。前半3分、ペナルティーエリア内でボールを受けると、反転してシュートを打つが、ゴール左に外れる。同11分、16分にもバロテッリが強烈なシュートを打つが、GKプレティコサにセーブされる。

 イタリアに押されるクロアチアだったが、同20分MFスルナが右クロスをあげると、ゴール前にFWイェラビッチが飛び込むが、これは惜しくも合わなかった。しかし、徐々にボールがまわりだすと、右サイドを中心にイタリアゴールに迫る。

 しかし、再びイタリアがペースを握ると、同39分バロテッリが左ペナルティーエリア付近で倒されてFKを獲得。MFピルロが蹴ったボールは、GKプレティコサが懸命に伸ばした手に当たるも、ゴール左に決まりイタリアが先制。前半はイタリアの1点リードで終了する。

 後半2分、4分と続けてMFモドリッチがシュートを打つなど、クロアチアが反撃に出るがゴールを許さない。MFジャッケリーニとMFマッジョが両サイドで献身的な守備を見せると、クロスに対してもDF陣が冷静に跳ね返し、イタリアペースで試合が進む。

 追加点を奪いたいイタリアは同25分、バロテッリに代えて初戦に得点したFWディナターレを投入する。

 ところが、同27分左クロスにDFキエッリーニが目測を誤ると、FWマンジュキッチが打ったボールはGKブッフォンがさわるも、ネットを揺らしクロアチアが追いつく。マンジュキッチは2試合連続ゴールで、今大会3点目。

 イタリアはカッサーノに代えてFWジョビンコを投入するが、決定打に欠ける。クロアチアは運動量の落ちたイタリアに対して、徹底的にサイド攻撃をしかけるが、こちらも得点にはいたらない。試合はこのまま終了し、1―1で引き分けた。

 勝利すれば決勝トーナメント進出が決まったクロアチアだったが、最終節スペイン戦に持ち越した。イタリアは前半に追加点を奪えなかったのが影響し、同点に追いつかれた後は運動量が落ちてプレーに精彩を欠き、初戦に続き1―1で引き分けた。

 最終節(18日)でイタリアはアイルランド、クロアチアはスペインと対戦する。

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