宮市　絶妙なスルーパスに満足感　最優秀選手に「びっくりした」

　サッカーのイングランド・プレミアリーグ、ボルトンの宮市亮が１０日、ホームでのクイーンズパーク戦に右ＭＦとしてフル出場し、決勝点をアシストするなど、２―１の勝利に貢献した。

　後半４１分。ゴール前に入ると、ロングボールをコントロール。巧みなタッチの後は絶妙なスルーパスを出し、クラスニッチの決勝点を演出した。「ターンした時に（味方選手が）いい形で入ってくれた。あとはパスを出しただけ」と謙遜したが、表情には満足感があふれた。

　この日は通常と逆の中盤の右サイドでプレー。全体的な動きと決勝点のアシストが評価され、試合の最優秀選手に選ばれ「びっくりした」と驚きを隠さなかった。

　チームはリーグ戦で６試合ぶりの勝利を収めた。宮市は「残留争いしている中で勝てて良かった。いい流れになったと思う」。チームの浮上に貢献し、笑顔が絶えなかった。（共同）