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元日本代表DF波戸が引退…12・3引退セレモニー

[ 2011年11月29日 06:00 ]

今季限りで現役を引退する横浜の波戸

 横浜の元日本代表DF波戸康広(35)が今季限りで現役を引退することが28日、分かった。関係者によると、波戸は既にクラブ側に引退する旨を伝えており、一両日中にも正式に発表される。

 波戸は95年の横浜フリューゲルス入り後にFWからサイドバックに転向。スピードと運動量を兼ね備えた選手として頭角を現した。01年には当時の日本代表監督のトルシエ氏の目に留まり、同4月25日のスペイン戦でA代表デビューを果たした。

 横浜在籍時の03年に腰痛を発症したが、不屈の精神で復活を果たし、その後に移籍した柏、大宮でも活躍。昨季から古巣・横浜に復帰し、今季も開幕から左サイドバックのレギュラーとしてチームの上位争いに貢献するなど、常に第一線で活躍してきた。ここまでJ1通算357試合出場。普段から体のケアを怠らず、激しいプレーと運動量が求められるサイドバックとしては異例といえる出場数を達成した。

 引退後の進路は未定。12月3日の鹿島とのリーグ最終戦ではクラブに多大なる貢献を果たした功労者として引退セレモニーが行われる予定だ。

 ◆波戸 康広(はと・やすひろ)1976年(昭51)5月4日、兵庫県西淡町(現南あわじ市)生まれの35歳。95年に滝川二高から横浜フリューゲルス入り。フリューゲルス消滅により99年に横浜に移籍。04年に柏、06年に大宮へ移り、10年から横浜に復帰。日本代表は15試合に出場し得点なし。既婚。1メートル78、72キロ。利き足は右。

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2011年11月29日のニュース