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指揮官は嘆き…フランスがスペインと同組に

[ 2011年8月1日 06:00 ]

2014年W杯予選組み合わせ抽選で、「SPAIN」の札を持つロナウド氏

W杯欧州予選組み合わせ抽選

 欧州予選の抽選では第1シードから外れたフランスが前回王者スペインと同じI組に入った。最新FIFAランクで欧州10位に沈んだための“悲劇”だったが、フランスより実績や実力で劣るとみられる国がシードされたとあってブラン監督は不満げ。「なぜフランスが第2シードなのか分からないね。ギリシャやノルウェー、クロアチアの方が上とは」と嘆いた。

 予選突破には最低でも同組2位に入らなければならないが、スペイン以外にも難敵がいる。ベラルーシとは現在進行中の欧州選手権予選でも同組となり、直接対決で1分け1敗に終わった。FIFAランク42位の伏兵ながら先日U―21代表が初めて五輪出場権を獲得するなど急速に力をつけており、決して侮れない。

 スペインのデルボスケ監督も「フランスだけに気を取られると他のチームに足をすくわれる。グルジアやフィンランドにも同じ準備を進めないと、代償を支払うことになるかもしれない」と警戒心を示した。最もFIFAランクが低いフィンランドでも75位。新旧の王者対決が軸になるI組の争いは、予選の大きな見どころとなりそうだ。

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2011年8月1日のニュース