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レアル3発!!7季ぶり8強 モウリーニョ「当然」

[ 2011年3月18日 06:00 ]

<Rマドリード・リヨン>マルセロ(中央)のゴールを祝うぺぺ(左)とケディラ(右)

欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 レアル・マドリード3―0リヨン 

(3月16日)
 2試合が17日に行われ、レアル・マドリードがホームでリヨンに3―0で快勝し、2戦合計4―1で7季ぶりの8強進出を決めた。就任1年目のジョゼ・モウリーニョ監督(48)が6季連続で敗れていた16強の壁を破った。チェルシーは2戦合計2―0でFCコペンハーゲンを破って2季ぶりの8強。準々決勝以降の組み合わせ抽選は18日に行われる。

 レアルを8強に導いたモウリーニョ監督はこともなげに言ってのけた。「あまり大げさにしてほしくないね。8強は当然。レアルが準々決勝を前に負けるなんて、あってはならないんだから」。欧州チャンピオンズ杯を含めて最多優勝9回の名門。重圧からか昨季まで不本意な早期敗退が続いたが、自信家の指揮官はたやすく壁を越えた。

 故障明けで強行出場したC・ロナウドが前半37分にマルセロの先制点をアシスト。チームに勢いをつけると、公式戦3戦連続2得点と好調のベンゼマが後半21分に追加点を挙げ、流れを決めた。

 守備重視の指揮官が無失点で突破が可能な状況で序盤から攻撃を指示。「リスクを負う必要があった」という決断は選手を“呪縛”から解き放つためか。今季公式戦で21戦全勝のホームで主導権を握って勝利を収め、C・ロナウドは「レアルの負けは自分の負け。どうしても出たかった」と気迫の出場を振り返った。昨季インテル・ミラノでCL制覇した名将は「小さな一歩だが、積み重ねていけば優勝できるさ」と訴えた。壁を越えた元王者から目が離せない。

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2011年3月18日のニュース