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持っている選手になる!札幌 古田は○○王子!?

[ 2010年12月14日 13:13 ]

契約更改交渉を終え“持っている選手になる”と古田は宣言

 J2札幌のMF古田寛幸(19)のニックネームを募集するプランが浮上した。プロ初年度の今季は23試合で5得点を挙げ、U―19日本代表にも選出されるなど注目度アップ。クラブ側は日本ハムの斎藤の「ハンカチ王子」に絡め、○○王子としての売り出しを検討。古田は13日、札幌市内のクラブ事務所で契約更改交渉を行い、100万円増の600万円を保留した。

 佑ちゃんフィーバーにあやかって、若きエースが王子になる。札幌には、プリンスと呼ばれるMF藤田がいるが、9日の契約更改の席で「古田が王子なので」と返上。クラブ幹部も「王子候補は古田かな」と明かすなど、19歳のレフティーにクラブの顔として期待を寄せている。
 王子に名前負けしない実績も残している。今季は5月30日の富山戦でプロ初ゴールを挙げ、チームトップタイの5得点を記録。U―19アジア選手権の日本代表にも選出された。フル代表のザッケローニ監督の目にも留まるなど、日本サッカー界の将来を担う存在となっている。
 古田自身も顔としての自覚が出てきている。「結果を重視したい。そうすることでいろいろな人に注目される」。代表活動中に右ひざ外側側副靱帯(じんたい)損傷し、後半戦を棒に振ると、チームも13位と低迷した。「悔しいし、不完全燃焼。勝ちにこだわって、J1に昇格しなければダメだと思う」と口にした。
 そのため、来季は高校生だった昨季から着けていた背番号27からの変更も熱望。「何番でもいいからプレッシャーがほしい」。得点のノルマも今季の倍となる2ケタの10に設定し「(目標が)重くてつぶれるならそれまでの選手」と言い切った。
 目標として掲げるのは斎藤、そして同年代の石川遼だ。「あれだけ注目されているのに落ち着いていられるのがすごい。自分も“持っている”選手になりたい」と古田。合流予定の1月下旬からのグアムキャンプから、王子として中心選手としての活動がスタートする。

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2010年12月14日のニュース