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今野もFC東京残留!J2史上最強メンバーだ

[ 2010年12月14日 06:00 ]

 去就が注目されていたFC東京の日本代表DF今野泰幸(27)がJ2に降格した来季もチームに残留することが13日、確実となった。複数の関係者が「あすにも本人から意思表示があると聞いている」と明かした。代理人にも残留の意思を伝えたもようで、14日にも正式表明する見通しだ。

 今季の今野は全34戦出場。DFながら5得点とFC東京の顔として獅子奮迅の活躍を見せた。日本代表でもレギュラーを務め、J2降格の際には浦和、鹿島、G大阪などが獲得に動いた。だが、FC東京への愛着の強い今野は早くから「移籍する場合は海外」と国内移籍を選択肢から外し、降格の責任をまっとうする覚悟で残留を決めた。
 周囲は当初、日本代表DFがJ2でプレーすること自体を危惧した。だがザッケローニ監督が「J2でも日本代表に招集する」と明言。来年は1月にアジア杯、7月に南米選手権など国際Aマッチも多く、また現在8強の天皇杯を制すればACLも経験できる。さまざまな要因が残留の決断を後押しした。
 チームではアジア杯予備登録選手のMF米本に続く残留決定。主力では日本代表GK権田、FW平山、MF徳永、石川も残留を表明している。ブラジル人FWホベルト(アヴァイFC)を完全移籍で、G大阪が保有するペドロ・ジュニオールを期限付き移籍で獲得することも確定し、J2史上最強メンバーの様相となった。

 ≪日本代表でのDF今野≫岡田ジャパンでは貴重なユーティリティー選手として6月のW杯に出場。10月結成のザックジャパンでは最終ラインの軸としてアルゼンチン、韓国を連続完封した。

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2010年12月14日のニュース