横浜ベテランが活躍、河合＆松田が救った

＜京都・横浜ＦＭ＞前半、オウンゴールを呼ぶクロスを上げた松田（右）

　【横浜２―１京都】横浜がベテランの活躍で最下位・京都を２―１と下し、２戦ぶりの白星を挙げた。前半に先制しながら後半１９分に追いつかれて、押され気味で迎えた同４５分、劇的な決勝弾を決めたのが途中出場した３２歳のＭＦ河合。今季リーグ３度目の出番で、終了間際にパスを出したＭＦ山瀬からのリターンを右足で豪快に決めた。０８年１２月６日の最終節・浦和戦以来６２３日ぶりのゴールに「気持ちよかった。貢献できてよかった」と笑顔を見せた。

　先制点を演出したのは３３歳のＭＦ松田。前半２１分に鋭い飛び出しからの折り返しで相手のオウンゴールを誘った。今季序盤戦はベンチ外が続いた河合と、３月の右ひざ半月板損傷から復活した松田。２人合わせて６５歳の経験と技が光った。
　「優勝争いに絡まないとつまらない。全員の力で上に行きたい」と松田。０３、０４年のリーグ連覇を知る２人が、８位から上位進出を誓った。