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やっと勝った…浦和4発で5戦ぶりの白星

[ 2010年8月22日 06:00 ]

<湘南・浦和>後半、ゴールをきめ喜ぶ浦和・エスクデロ

 浦和が5試合ぶりの白星を手にした。J1第20節第1日の21日にアウェーで湘南に4―1で快勝。後半10分にDFスピラノビッチ(22)のJリーグ初得点で先制すると、FWエジミウソン(27)はJ1通算100得点を含む2得点を記録。助っ人コンビの活躍で7月28日の京都戦以来の勝利を挙げ、暫定10位に浮上した。

【試合結果


 4得点の大勝で長いトンネルを脱出した。7月28日の京都戦以来、5試合ぶりの白星。ボールを支配しながら前半を0―0で折り返す嫌なムードを断ち切ったのはスピラノビッチだった。後半10分、右CKのこぼれ球を拾った宇賀神の左クロスに反応。ファーサイドに走り込み頭でネットを揺らした。出場9試合目で決めた待望のJリーグ初得点。値千金の先制弾を決め「先制点が非常に大事になると思っていた」と胸を張った。
 後半17分にエスクデロの今季初得点で突き放すと、後半33、34分にはエジミウソンが立て続けにゴール。J1出場200試合目で、通算得点を100に伸ばした。中山らに次いで史上7人目の記録で、外国人ではウェズレイ、マルキーニョスに続く3人目。来日7年目のストライカーは、今季10得点で得点ランク首位タイに立ち「レッズのようなクラブが5試合も勝てないことはあってはならない。何としても勝利が必要だった」と振り返った。
 17位の湘南を圧倒して暫定10位に浮上したが、厳しい状況は続く。前半8分に阿部が左肩を負傷し前半のみで交代。前節17日の仙台戦で体調不良で途中交代するなどW杯後は状態を落としており、きょう22日から数日間の特別休暇が与えられることになった。
 右ふくらはぎ肉離れの鈴木、右肩脱臼の田中、右すね打撲の山田直ら主力に離脱者が続出しており、次節28日の鹿島戦はエスクデロが出場停止。フィンケ監督は「内容からすれば勝利は妥当な結果。自分たちが進んでいる道が正しいことを示せた」と満足げだったが、カウンターからピンチを招く場面もあり、課題が完全に克服されたわけではない。就任後、3戦全敗と力の差を見せつけられている鹿島を相手に内容と結果を両立できるのか。次節は真価の問われる一戦となる。

 ≪エジミウソンがJ1通算100ゴール≫浦和のFWエジミウソンが2ゴールし、史上7人目のJ1通算100ゴールを達成。初ゴールは新潟時代の04年4月4日の柏戦(柏の葉)。ちょうど出場200試合目での大台到達。最速はウェズレイの148試合、三浦知の176試合、中山の181試合に次いで4番目のスピード到達だった。

 ≪前節の浦和≫仙台と対戦。後半24分に失点。0―1の後半38分、左サイドを突破した宇賀神のクロスにエジミウソンが飛び込み相手オウンゴールを誘発。1―1で引き分けて連敗を3で止めた

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2010年8月22日のニュース