千葉　ミラー監督を解任、江尻コーチ昇格

成績不振のため解任されたアレックス・ミラー監督

　サッカーのＪリーグ１部（Ｊ１）千葉は２７日、成績不振のためアレックス・ミラー監督を解任し、江尻篤彦コーチ（４２）の新監督就任を発表した。千葉は第１９節を終えて４勝７分け８敗、勝ち点１９で１８チームのうち降格圏の１６位と低迷、２季連続でシーズン途中の監督交代となった。今季に入りＪ１の監督交代は４チーム目。

　三木博計社長は解任理由について「今季リーグ戦１９試合の結果を見て総合的に判断した。江尻新監督はクラブを熟知しており、長期的な視点でチームの将来を託すことができる」とのコメントを出した。

　イングランド・プレミアリーグ、リバプールのヘッドコーチだったミラー前監督は昨年５月に千葉の監督に就任。昨季は最終節でＪ１残留を決めたが、今季はここまでリーグワースト２位の１９得点と苦戦していた。

　千葉は沢入重雄ヘッドコーチ、ミラー監督の次男グレグ・ミラーコーチも解任。江尻新監督は２７日の練習からチームを指揮した。

　◆千葉・江尻篤彦新監督の話　やるしかない、というのが率直な気持ち。監督として戦う以上、勝てるチームをつくりたいし、それを実現できるように選手、スタッフとひとつになって全力で戦っていく。