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首位鹿島が独走で3連覇か 追走する浦和、新潟、川崎

[ 2009年7月13日 16:17 ]

 サッカーのJリーグ1部(J1)は、12日で前半戦の第17節を終えた。3連覇を狙う首位鹿島が13勝3分け1敗の勝ち点42と圧倒的な力を示し、2位浦和に勝ち点8差をつけている。後半戦で独走状態の王者に追い付くチームは出てくるのだろうか。

 健闘が光るのは勝ち点32を挙げ、折り返し地点では過去最高の3位につけた新潟だ。昨季はJ1最少の32得点で残留を争うレベルだったが、今季はここまでトップタイの30得点。FWペドロジュニオールら攻撃陣のてこ入れが功を奏し、鹿島に唯一黒星をつけた。
 昨季7位に沈んだ浦和はフィンケ監督のパスサッカーで再起を図り、19歳のMF山田直を筆頭に若手の力が融合し始めている。
 初優勝を目指す川崎は序盤戦の取りこぼしが響き、新潟と同勝ち点の4位。司令塔の中村憲は「鹿島だってそう簡単に走れるとは思わない。周りのチームも対鹿島という意識が強くなる」と追撃に意欲を燃やしている。
 昨季4位でナビスコ・カップも制した大分は14連敗の勝ち点4で最下位に沈み、残留は極めて厳しい状況だ。J1初参戦の山形は14位と踏ん張りどころを迎えている。

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2009年7月13日のニュース