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遠藤強行出場!セットプレーも蹴る!

[ 2008年12月29日 06:00 ]

 G大阪のMF日本代表MF遠藤保仁(28)は満身創痍(い)の状態で29日の天皇杯・横浜戦に強行出場する。右足首、右太腿に痛みを抱えながら先発出場が決定的。25日の準々決勝・名古屋戦ではセットプレーのキッカーを回避したが、横浜戦は患部の悪化覚悟でキッカーを務める方針。「状況を見て蹴るか蹴らないかは決めたい。とにかく優勝しか考えていない」と決死の覚悟を口にした。

 08年は多忙を極めた。G大阪はリーグ、ACL、ナビスコ杯に加えてクラブW杯にも出場。日本代表でも主力としてW杯アジア予選を戦った。夏にはウイルス感染症で倒れるなどどん底も味わったが、見事に復帰してACLではMVPを獲得。クラブW杯では準決勝のマンチェスターU戦で得意の“コロコロPK”を決めるなど活躍し、チームを世界3位に導いた。「ガンバは今年、一番忙しいチームだった。でもそれはサッカー選手として光栄なこと」。激動の1年を元日決戦で締めくくるため、アジア屈指の司令塔が最後の力を振り絞り体にムチを打つ。

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2008年12月29日のニュース