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引退戦ベンチで終戦…名波「一丸だった」

[ 2008年12月13日 20:48 ]

チームメートから胴上げされる、今季限りで現役引退する磐田・名波浩

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 【磐田2―1仙台】サッカーのJ1・J2入れ替え戦第2戦でJ1残留を決めた磐田のベンチには、今季限りで現役引退する元日本代表MF名波浩選手(36)が同僚を応援する姿があった。
 前半と後半に19歳のMF松浦拓弥選手がゴールを挙げた。歓喜を爆発させ、2度ともゴール後にベンチへ走り寄り、控え選手と抱き合った。名波選手は「一丸となって戦っていると感じた。気持ちが一つになれた」と、チームの一体感を肌で感じた。
 左足の多彩なキックを武器にプロとして14年間戦った。3度のリーグ優勝を誇る磐田の黄金期も支えた。本当は昨季、引退するはずだったが内山篤前磐田監督の説得で翻意。東京ヴェルディから古巣に復帰した。
 今季はクラブの浮き沈みを身をもって経験したほか、控え選手の気持ちも分かるようになったという。今後は指導者を目指す。「勉強になった。1年(引退を)延ばして良かった」とさわやかに言った。日本屈指のMFは試合後に仲間の手で何度も宙を舞い、笑顔でピッチを去った。

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2008年12月13日のニュース