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まさに総力戦!鹿島、全員遠征でV決める

[ 2008年12月2日 06:00 ]

リラックスした表情でランニングする(左から)岩政大樹、伊野波雅彦、中後雅喜、新井場徹、興梠慎三

 鹿島がチーム一丸態勢で連覇を勝ち取る。鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督(57)が、勝てば優勝が決まる6日のアウェー・札幌戦に、ベンチ外の14選手や普段は遠征に同行しない裏方など全スタッフを派遣してほしいとクラブ側に要請した。2日の役員会議で正式に決定される見込みで、実現すれば地方遠征としては初の試みとなる。

 オリヴェイラ監督は11月23日の大分戦で、スタッフが極秘裏に各選手の自宅を訪問して収録した激励メッセージVTRを使って選手を鼓舞。その効果もあって、ホームで12戦不敗だった大分の撃破に成功した。同29日の磐田戦でも、2日前の27日に異例の朝、夕2度のミーティングを敢行し、ロスタイムの劇的勝利を呼び込んだ。あの手この手でチームの力を最大限に引き出してきた指揮官だけに、今季の集大成となる札幌戦に向けても抜かりはなかった。

 「全員来れば(試合に)出る選手は出ない人の分までとなる。全員で戦って、みんなで喜びを分かち合いたい」とMF青木。勝利で連覇を果たし、その場で鹿島ファミリー全員が祝盃を挙げることになる。

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2008年12月2日のニュース