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J秋春制 クラブの大半が否定的

[ 2008年12月2日 20:31 ]

 Jリーグは2日、東京都内に計12クラブの代表者を集めて「秋開幕、翌春閉幕」(秋春)シーズンへの移行について意見交換し、「現状ではメリットが少ない」と否定的な意見が大半を占めた。

 札幌の矢萩竹美社長は、雪や寒さ対策で試合会場などの整備に「100億円単位の金が掛かり、現実的ではない」と指摘。新潟の中野幸夫社長は、冬季の新潟は晴れ間がほぼないとのデータを示し「集客も練習環境も含めて難しい」と説明した。

 現状では1、2月のオフにも日本代表の国際試合が行われるため、選手の疲労などを心配する一部のクラブからは賛成意見も出た。

 シーズン移行を検討する日本サッカー協会Jリーグ将来構想委員会の委員長も務める鬼武健二チェアマンは「クラブの意見は重視する。委員会で参考にしたい」と話した。

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2008年12月2日のニュース