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リケルメ不在でアルゼンチン完敗

[ 2008年10月17日 06:00 ]

<チリ・アルゼンチン>チリに0―1で敗れ、肩を落とすメッシ(中央)らアルゼンチンイレブン

 W杯南米予選第10節の4試合が15日に行われ、アルゼンチンがアウェーでチリに0―1で敗れ、予選2敗目を喫した。前半35分に先制を許すと運動量で圧倒され、ペルーを下した首位パラグアイとの勝ち点差は7に広がった。2位ブラジルはホームでコロンビアと0―0で引き分けた。

【W杯南米予選


 バシーレ監督は「言い訳はできない」と振り返った。0―1というスコア以上の完敗。アルゼンチンがコロンビアに1―2で敗れた昨年11月21日以来の2敗目を喫した。

 走り負けた。序盤から運動量豊富な相手にプレスをかけられ、自由にボールを持たせてもらえなかった。司令塔リケルメを出場停止で欠き、攻撃のリズムも単調。前線ではメッシやアグエロが不発に終わった。チリは標高2850メートルの敵地キトで戦ったエクアドル戦から中2日。疲労による相手のスタミナ切れを期待していたという指揮官だが、「90分間苦しめられた。11人のわれわれに対してチリは15人いたみたい」と完敗を認めた。

 W杯出場圏の3位とはいえ、首位パラグアイとは勝ち点7差。「リケルメが不在でいつものプレーができなかった」とバシーレ監督。南米の雄が代役不在の司令塔頼みという不安定なチームづくりを露呈した。

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2008年10月17日のニュース