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広島 快勝で早くも天皇杯制覇へ意欲

[ 2008年10月12日 18:18 ]

大体大に大勝し、サポーターの声援に応える森崎和(8)ら広島イレブン

 【広島6-0大阪体育大】圧倒的な強さでJ1昇格を決めた広島が、天皇杯でも危なげなく滑りだした。ペトロビッチ監督は「前回大会は決勝で負けた。今回はもう一つ前進してカップを手にしたい」と、早くもタイトルへの意欲を口にした。

 大勝の口火となる先制のPKを決めたのはDF槙野。ボールを置くとゴールを背にして構えた。「GKと目を合わせると、どこにけるか読まれる。心理戦です」。主審の笛でくるりと向き直って助走し、ふわりと真ん中に決めた。闘莉王(浦和)にあこがれる21歳は、その後も果敢な攻め上がりで存在感を見せた。

 猛攻の締めくくりは元日本代表FWのベテラン久保だ。全盛期を思わせるジャンピングボレーで左クロスをとらえた。観客の度肝を抜く得点にも「どんなボールが来てもいいように、準備していた。入って良かった」といつも通りの淡々とした口ぶりで振り返った。
 4回戦は東京V戦。指揮官は「きょうとは違う質の試合になる。自然とモチベーションは上がる」と、J1勢との真剣勝負を楽しみにした。

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2008年10月12日のニュース