ロナウジーニョ“見切り発車”でＯＡ選出

　ブラジル協会は７日、北京五輪代表１８人を発表し、ＯＡ枠でＭＦロナウジーニョ（２８＝バルセロナ）とＦＷロビーニョ（２４＝Ｒマドリード）ら３人を選出した。ブラジルは世代別の世界大会で五輪だけが優勝経験がなく、強い意気込みを感じさせる人選。２３歳以下が中心の五輪はＯＡの顔ぶれが上位進出のカギを握るだけに、ドゥンガ監督は「経験が重要になる」と説明した。ただし、ロナウジーニョに関してはバルセロナと移籍候補先のＡＣミランがＯＡの五輪派遣に否定的で、指揮官も「出場は交渉次第になる」と見切り発車を認めた。ＦＷアレシャンドレ・パトら若手の経験不足が懸念される中、監督を兼ねるＡ代表の不振で進退を懸けた戦いを迫られるドゥンガ監督にとっては楽観できない状況が続きそうだ。