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川淵案に異論出ず 犬飼氏が次期会長決定

[ 2008年7月9日 23:42 ]

犬飼基昭氏

 日本サッカー協会の川淵三郎会長(71)の後任に、犬飼基昭常務理事(66)が就任することが9日、事実上決まった。日本協会は同日、第3回の次期役員候補選考推薦委員会を開き、次期会長候補としてJリーグ専務理事も務める犬飼氏に一本化。10日の理事会に答申し、12日の評議員会、理事会に諮るが、否決される可能性はなく、犬飼次期会長が誕生するのは確実な情勢となった。

 この日の推薦委員会では川淵会長が犬飼氏を推し、異論が出ずに一本化が決した。
 3期6年を務めた川淵会長は定年で退任し、名誉会長となる。
 犬飼常務理事は現役時代は日本リーグ(当時)の三菱重工でプレー。引退後は三菱自動車の欧州法人の社長などを務めた後、2002年からJリーグ1部(J1)浦和の社長に就任し、優れた経営手腕で低迷するクラブを強豪に育て上げた。06年にJリーグ専務理事になった。

 ◆犬飼 基昭(いぬかい・もとあき) 埼玉・浦和高から慶大に進み、日本リーグ(当時)では三菱重工のFW、MFとして27試合で4得点。引退後は、三菱自動車の欧州部長などで海外勤務を重ねた。02年からJリーグ1部(J1)浦和レッズの社長に就任し、低迷するクラブを強豪に育てた。06年からJリーグ専務理事、日本サッカー協会常務理事。66歳。埼玉県出身。

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2008年7月9日のニュース