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酒気帯び発覚!鹿島 ACL前に激震

[ 2008年5月21日 06:00 ]

 クラブ史上初のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)予選突破がかかる大事な一戦を前に、鹿島に激震が走った。MF大道広幸(20)が酒気帯び運転で検挙され、その車にMF船山祐二(23)も同乗していたことが判明。19日深夜にハノイを出発する便で2人を“強制送還”し、暫定的に謹慎処分としたと20日、発表した。

 2人は17日の柏戦後に友人らと茨城県の神栖市内で飲酒。帰宅途中だった18日午前4時ごろ、飲酒検問で運転していた大道から規定を上回るアルコール値が検出された。チームはその数時間後にベトナム遠征に出発。2人もそのまま帯同したが、18日の現地での練習後にクラブに報告し、事実が発覚した。

 大東社長は「反社会的行為と認識している。再発防止に努めます」とコメントを発表。鈴木満取締役強化部長は「大事な試合の出発前にそういうことをしているのは、クラブへの裏切り行為」と話し、規律に厳しいオリヴェイラ監督は「それについては話したくない」と厳しい表情だった。

 クラブは帰国後に事実確認を進め、正式な処分を決定するが、長期謹慎になる可能性もある。主将のMF小笠原は「2人は大事なチームメート。やることをやって、できるだけ早く戻ってきてほしい。僕らができることは、あしたの試合に勝つこと」と気丈に話した。(ハノイ・垣内一之)

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2008年5月21日のニュース